📌 第142回 「風邪は万病のもと — 漢方薬の選び方」

毎月開催している健康セミナー、第142回は、「風邪は万病のもと — 漢方薬の選び方」についてお話ししました
セミナーの様子はYou Tubeにも載せてますので、よかったらご覧ください
第142回「風邪は万病のもと」 漢方薬の選び方について(YouTube)


■ なぜ「風邪は万病のもと」なのか?

風邪をひくと、

・熱が出る
・のどが痛い
・鼻水が出る
・体がだるい

といった症状が現れます。

しかし漢方では、これらを単なる「ウイルス感染」とだけは捉えません。

漢方医学では、
体の中の

  • 「気(エネルギー)」
  • 「血(栄養や巡り)」
  • 「水(体液バランス)」

この3つのバランスが崩れたときに症状が出ると考えます。

つまり風邪は、
体の抵抗力が弱っているサインであり、
放置すれば他の不調につながる可能性があるという意味で
「万病のもと」と言われているのです。


■ 風邪のタイプはひとつではない

同じ“風邪”でも、症状の出方は人それぞれ違います。

例えば…

● 寒気が強く、ゾクゾクするタイプ

→ 体が冷えている状態
→ 温めて発散させることが大切→葛根湯

● のどが痛く、熱っぽいタイプ

→ 体の中に熱がこもっている状態
→ 熱をさますことが必要→銀翹散(ぎんぎょうさん)

● だるさが強く、長引くタイプ

→ 気(エネルギー)が不足している可能性
→ 体力を補うことが重要→補中益気湯、柴胡桂枝湯

このように、
症状の出方によって選ぶ漢方薬は全く異なります。

ここが、西洋薬との大きな違いです。


■ 「症状」ではなく「体質」をみる

西洋医学では
「解熱剤」「咳止め」など、症状に対して薬を選びます。

一方、漢方では

✔ 冷えやすい体質か
✔ 汗をかきやすいか
✔ 胃腸は弱くないか
✔ 疲れやすくないか

など、その人の体質全体を見て処方を考えます。

だからこそ、

・同じ風邪でも
・同じ症状でも

人によって使う漢方薬が違うのです。


■ 風邪をきっかけに体質改善へ

風邪をひいたときは、
単に治すだけでなく

「なぜ風邪をひいたのか?」
「最近、無理をしていなかったか?」

と自分の体を見直すチャンスでもあります。

✔ 睡眠不足
✔ 冷え
✔ ストレス
✔ 胃腸の弱り

こうした背景を整えていくことで、
“風邪をひきにくい体”へと変わっていきます。

漢方は、症状を抑えるだけでなく
体質を整え、未病を防ぐ医学なのです。


■ 漢方薬は自己判断しないことが大切

漢方薬は自然の生薬からできていますが、
れっきとした「お薬」です。

合わないものを選ぶと、

・症状が長引く
・胃腸に負担がかかる
・かえって悪化する

ということもあります。

迷った時は、ぜひ美泉堂薬局にご相談ください。

✔ 症状の経過
✔ 体質
✔ 現在服用中のお薬

をお伺いした上で、適切な漢方薬をお選びします。
お待ちしています。

美泉堂薬局 薬剤師 西谷 啓

投稿者プロフィール

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創業65年の信頼と経験。
美泉堂は「病名のない不調」や「検査では見えない不安」に、
漢方・鍼灸・波動セラピーの三本柱で向き合っています。
あなたの"本来の元気"を一緒に取り戻しましょう。